シンセ音源を探して、SERUMやMassive Xなどの購入を悩まれている方はいませんか?
今回は、第三の選択肢として、新機能を追加してバージョン5にアップデートされたArturia Pigments 5をおすすめします!
Arturia Pigments5は直感的なインターフェースと豊富なプリセットで音色の選択から独自のサウンドデザインまで、クリエイティブなアイデアを即座に形にする手助けをしてくれます!
また、強力なモジュレーション機能により、音楽制作者は自分だけのユニークなサウンドを簡単に作り出すことが可能です。Pigments 5は、創造性を最大限に引き出し、あなたのDTM作業を次のレベルへと押し上げてくれること間違いなしです!
Arturia Pigments 5ってどんな音源?
Arturia Pigments 5には、無限の可能性があります…!
画期的なウェーブテーブルシンセシス、深みのあるアナログモデリング、柔軟なサンプリング機能を搭載し、無限の音色作成が可能です。
インターフェースが直感的なので、複雑なサウンドデザインを簡単かつ直感的に行えるんですよね。
さらに、強力なモジュレーションの割り当てが、あなたの創造力を最大限に引き出し、音楽制作の楽しさを再発見させてくれるはずです!
SERUMやMassive Xと比べるとどうなの?
Arturia Pigments 5は、Xfer RecordsのSerumやNative InstrumentsのMassive Xと比較されることがあります。直感的なユーザーインターフェースと豊富な音色の表現ができるといった共通点が多いですよね!
その中で、Pigments 5の最大の強みは、ウェーブテーブル、アナログ、サンプリングエンジンの組み合わせによる多様な音色生成能力と、高度なモジュレーション機能です。これにより、ユーザーは独自のサウンドをより深く、細かく制御できます。
一方で、Serumはウェーブテーブルシンセシスによって細かい編集ができたり、直感的なビジュアルフィードバックにおいて優れていると感じます。
そしてMassive Xは、提供する特定の音色の深さと、特化したモジュレーション機能に強みがあると思います。特にエレクトロニックミュージック制作において、サウンドエンジンの強力さが発揮されてますね!
これらに対してPigments 5はインターフェースの使いやすさとサウンドデザインの自由度で一歩リードしていると感じます。
PigmentsはCPU使用率が高めである点が指摘されることがあります。
しかし!今回のアップデートではこうしたCPU使用率の改善+新機能追加でさらに魅力的なシンセサイザーに変貌を遂げました!
注目のアップデートの新機能は?
さて、今回のアップデートで搭載された新機能はどういうものでしょうか?
いくつか紹介していきます!
CPU負荷の軽減
負荷の高さの指摘がありましたが、マルチコアプロセッシングという機能により低負荷で使用することができるようになりました!
ジェネレーディブ・シーケンサー搭載
ワンクリックでどんなサウンドにもシーケンス設定を適用でき、意外なフレーズを生成してくれます。自身での打ち込みに限界を感じたときに使用してみると新たなアイデアが見つかるかもしれませんね!
サイドチェイン入力機能
トラックサイドチェイン入力から外部のオーディオデータをルーティンさせることができ、Pigmentsの中で処理できるようになりました。
新しいウェーブテーブルとサンプルの搭載
魅力的なウェーブテーブルやサンプルがさらに追加されて、さらに表現の幅が広がりました!
ビジュアライザーを搭載
フレーズに反応するビジュアラーザーが搭載されました!直接作曲とは関係ないかもしれませんが、単純にこれはテンションが上がりますね!
新しいファクトリーライブラリーと拡張プリセットを搭載
元々1500ものプリセットがあったのですが、さらに100種のファクトリープリセットと3種の拡張プリセットが追加されました!
実際の音出し
それではどんな音がするのか?プリセットを少しご紹介します。
Pigments 5は非常に多彩な音作りができることが特徴ですが、個人的にはアナログシンセとのオケ馴染みが非常に良いところが気に入っています!
例えば、「Arcalogue」です
Arcalogue
どうでしょうか?まるで往年のProphet-5を彷彿とさせるようなゆらぎがあるアナログサウンドが簡単に出せます。
Wave Tableらしいグラッシーな音色が経時的に変化していくPad系の音色が非常に美しいですよね!
Pigments 5はEDM系のエグい音ももちろん出せるのですが、時系列でどんどんモジュレーションがかかるという音色はPigments 5ならではと感じます。
2音色「Around The Glass」と「Intro Pad」をご紹介します。
アンビエント系にばっちりハマりそうじゃないですか?
Around The Glass
Intro Pad
続いてBass「Bernard’s Bass」です。こうしたアナログとデジタルが混ざった感じの音色も出せるところに懐の深さを感じます。
Bernard’s Bass
そして、新機能ジェネレーティブ・シーケンサーとはどんなものか?をちょっとやってみます。
音色は「Detunes Bright Organ」ですが、前半では単純にCのオクターブを弾いています。
そして後半戦ではジェネレーティブ・シーケンサーをボタン一発で同じフレーズを弾いています。全然違いますよね。ちなみにこのように勝手にフレーズを作ってくれる機能ですが、ボタンを何回も押すとその度にフレーズが変わるのが面白いですね!
Detunes Bright Organ
【まとめ】
紹介しきれないほどの音色が詰まったPigments 5を紹介してきました!
個人的にはアナログ系音源とのマッチングの良さ、Wave Tableやグラニュラーによるアンビエント系Pad音色は飛び抜けて良いと思います。
ジェネレーティブ・シーケンサーは新機能ということでまだまだ研究していくのが楽しいところです!フレーズを考える必要もなくトリッキーなフレーズを勝手に作ってくれるというあたりは他のシンセにはない新しい魅力ではないかなと思います。
それとやはりシンセは音作りが楽しく、使いやすいことが重要だと思うのですが、Pigments 5はいずれも視覚的に非常にわかりやすい作りで複雑なモジュレーションもかなり簡単に操作できます!
そしてこれ以上は無いのではないか?というほど多彩なエンジンを搭載したPigments 5。
これは導入して損無しのオススメシンセです!ぜひ導入しましょう!
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