DTMの歴史を長々とひも解いてみた 前編

こんにちは!Amagasa.です!

突然ですが、皆さんDAWは何を使用していますか?


私は、ここ数年Studio Oneを使っていますが、その前はSONARシリーズを使っていました(確かSONAR Platinum)

Amagasa.
Amagasa.

SONAR X2とかも使ってた…

カサタテ博士
カサタテ博士

大丈夫?結構いい歳なのばれちゃうよ

なんか、懐かしいなーなんて思いつつ、そういえばDTMの歴史ってちゃんと勉強したことないな!と思い記事にしがてら勉強してみることにしました!

自分用の資料みたいになっているところもありますが、よかったら読んでください!

それではよろしくお願いします!

1. DTM黎明期

DTMという言葉の由来

DTM(DeskTop Music)は、デスクトップコンピュータを用いた音楽制作の総称です。最近ではデスクトップ型だけではなく、MacbookなどノートPCを音楽制作に使う方も多いですよね!

1980年代後半から1990年代初頭にかけて、パソコンが一般にも普及し始め、これを利用した音楽制作が注目されるようになりました。ローランドの『ミュージくん』がこの頃発売され話題になったみたいですね!

Amagasa.
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今見てもパッケージのワクワク感が凄い

カサタテ博士
カサタテ博士

PC-98の世代ね!

Amagasa.
Amagasa.

windows98って…コト?

カサタテ博士
カサタテ博士

それもそれで古いけど…もっと昔の話

この新しい音楽制作の形態を指す言葉として「DTM」が誕生しました。

DTM誕生までの重要な機器

DTMの発展にはいくつかの重要な機器とソフトウェアがあります。その中でも特筆すべきは、1983年に発売されたローランド初のMIDIシンセサイザー「Jupiter-6」と、1981年に登場したMIDI規格(Musical Instrument Digital Interface)です。MIDIは、電子楽器やコンピュータ間での音楽データのやり取りを可能にし、DTMの基盤を築きました。

DTMとMIDIって切っても切り離せない…と思っていましたが、MIDIの方が結構先輩なんですね!

Amagasa.
Amagasa.

それまでもmini moogとかARP Odysseyとかの電子楽器はあったけど…

カサタテ博士
カサタテ博士

MIDIの発展によって機器間のデータのやりとりが柔軟になったね!

MIDIといえば2019年に38年の時を経てついにMIDI2.0という規格が始まった!ということで少し話題になったようですが、最近どうなったんだろう?この先もどうなるか要チェックですね!

アップルその他メーカーの試行錯誤

アップルはDTMの発展において重要な役割を果たしました。1984年に発売されたMacintoshは、グラフィカルユーザーインターフェイス(GUI)を採用し、音楽制作ソフトウェアの発展を促進しました。特に、1985年に発売された「Performer」(後のDigital Performer)は、Macintoshを基盤としたDTMソフトウェアの先駆けとなりました。

一方、アタリのSTシリーズも重要な存在でした。特にST-520は内蔵MIDIポートを持ち、多くのミュージシャンに愛用されました。PCにMIDIポートが付いてるって凄いですね!また、この時期にシーケンサーソフトの「Cubase」が登場し、後にDTMの標準となるシーケンシング技術が確立されました。

カサタテ博士
カサタテ博士

初代CUBASEは1989年に発売したわ!

Amagasa.
Amagasa.

Logicが発売されたのもこの時期だね!

音楽制作に与えた変化

DTMの普及により、音楽制作は専門スタジオだけでなく、個人のデスクトップでも可能となりました。これにより、PCを用いた音楽制作が手軽に行えるようになり、音楽の創作環境が大きく変わりました。コンピュータを用いることで、作曲や編曲、録音、ミキシングがデジタル化され、効率的かつ多様な音楽表現が可能となりました。

打ち込みとか、シーケンサーの概念が生まれたのはこの辺りの様ですね!CUBASE、performer、Logicなど、現在でも良く聞く名前がでてきましたね!
初代CUBASEのUIはモノクロでものすごい操作しずらそうだ…これで本当に曲が作れるのか…?

2. CUBASEの歴史

Cubaseの初期(1989-1996)

1989年、ドイツのSteinberg社が初めて「Cubase」をリリースしました。当初はアタリST用のMIDIシーケンサーとして登場しましたが、直感的な操作性と強力な編集機能で人気を博しました。1992年にはWindows版がリリースされ、さらに多くのユーザーに受け入れられました。

カサタテ博士
カサタテ博士

発売した翌年にはMacintoshで使用できるようになったわ!

Amagasa.
Amagasa.

Windowsより導入が早かったんだね!

VSTの導入(1996-2000)

1996年、Cubase VST(Virtual Studio Technology)が登場しました。VSTは、プラグイン形式でエフェクトやソフトウェアシンセサイザーを追加できる技術であり、これによりCubaseは柔軟かつ拡張性の高いDAWとなりました。1999年には、オーディオ録音機能も強化され、MIDIシーケンサーからフル機能のDAWへと進化しました。

Amagasa.
Amagasa.

VST規格ってSteinbergが作ったのか!

カサタテ博士
カサタテ博士

ASIO規格もSteinbergが作ったのよ

Amagasa.
Amagasa.

す、すごい…

SXシリーズ(2002-2006)

2002年、Cubase SXがリリースされました。これは、完全に新しいエンジンを搭載し、ユーザーインターフェイスや機能が大幅に強化されました。特に、オーディオ編集機能が充実し、プロフェッショナルなスタジオでも使用されるようになりました。

4以降の進化(2006-2020)

2006年、Cubase 4が登場し、新しいVST3規格が導入されました。これにより、プラグインの自動化やモジュレーションがさらに強化されました。その後も、Cubase 5(2009年)、Cubase 6(2011年)、Cubase 7(2012年)、Cubase 8(2014年)、Cubase 9(2016年)、Cubase 10(2018年)、Cubase 11(2020年)と進化を続け、常に最新の技術とユーザーのニーズに応える形で改良が続けられています。

カサタテ博士
カサタテ博士

この頃になるとPC上で全て完結できるようになってくるわね

Amagasa.
Amagasa.

昔は音源モジュールとかあったなぁ

カサタテ博士
カサタテ博士

SC-88とかね、もう流石に使わないか…

Amagasa.
Amagasa.

え、いまだにintegra-7欲しいんですけど…

Cubaseはついに 13にまでバージョンアップして現在も進化を続けています。
特に日本での人気は絶大で、愛用者が多いDAWですよね!

後半に続く…

カサタテ博士
カサタテ博士

気づいたら長くなってしまったね

Amagasa.
Amagasa.

記事書くの楽しすぎてつい…

いかがだったでしょうか!
今回文量が多くなりすぎてしまったので、前半・後半に分けたいと思います!

後半は、初音ミクとニコニコ動画、あのDAWの台頭と凋落…などなど記載していく予定です!

後半もなんだか長くなりそうだ…!

DTMの歴史を長々とひも解いてみた 後編
DTMの歴史をひも解いてみました!この記事では、DTMの歴史について、初音ミクの登場から最近のAI作曲などの動向について考察していきます!

次回もよろしくお願いします!

Amagasa.

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